信用金庫の特色

地域の人々がつくりあげた信金の歴史

信用金庫のルーツは、明治時代、貧窮する農民や中小商工業者のために誕生した信用組合に遡ります。しかしながら信用組合は会員以外の預金は認められないなど、都市部の中小商工業者にとっては制約が多かったため、いくつかの変遷を経て、戦後、広く協同組織による中小企業者や勤労者のための金融機関の設立を望む声に応えて信用金庫は誕生しました(昭和26年・信用金庫法施行)。「信用金庫」という名称には、地域の中小企業、地域の人々の「ともに歩む金融機関でいてほしい」という願いが込められています。

信用金庫と銀行、信用組合の違いは?

信用金庫は銀行や信用組合と同じ金融機関ですが、組織のあり方がまったく違います。信用金庫は前述の通り、地域の方々を会員とする相互扶助を目的とした協同組織で、中小企業や個人が主な取引先です。組織としての利益追求ではなく、地域社会への利益還元が最優先されます。一方の銀行は株式会社であり、株主の利益が優先され、大企業が主な取引先です。また信用組合は信用金庫と同様、協同組織の金融機関ですが、根拠法や会員(組合員)資格が異なります。

区分 信用金庫 信用組合 銀行
根拠法 信用金庫法 中小企業等協同組合法、協同組合による金融事業に関する法律 銀行法
組織 会員の出資による協同組織の非営利法人 会員の出資による協同組織の非営利法人 株式会社
営業地区 有り
(定款で定める)
有り
(定款で定める)
なし
会員資格
(取引資格)
地区内に住所または居所を置く従業員300人以下または資本金9億円以下の中小企業者または個人
地区内で働く個人
地区内に住所または居所を置く従業員300人(商業サービスは50人)以下または資本金3億円以下の中小企業者または個人
地区内で働く個人
制限なし
業務範囲 預金制限なし
融資は原則として会員に限る(ただし会員外に対する融資について特例がある)
原則として組合員に限る(ただし、総預金の20%までは組合員外からの預金可) 制限なし
同一取引先に
対する融資枠
単体では自己資本の25%に相当する額
連結ベースでは自己資本の40%に相当する額
員外貸出しは総貸出の20%に相当する額
単体では自己資本の25%に相当する額
連結ベースでは自己資本の40%に相当する額
員外貸出しは総貸出の20%に相当する額
自己資本の25%に相当する額
自己資本比率
の達成基準
国内基準(4%以上) 国内基準(4%以上) 海外に営業拠点をもつ場合には国際基準(8%以上)
それ以外は国内基準(4%以上)
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